思うままに駆け抜けろ

また新しい夢を見ようよ 一緒に

NEWS 錦戸亮




ジャニーズという厳しい世界の中で、前例のないことを一生懸命頑張る自担が誇りだった。『どう?私の担当、すごいでしょ?頑張ってるでしょ?誰にも真似できないことしてるんだよ。』ただただ、誇りだった。好きになってから4年半とすこしの間、ずっとずっとそんな自担が誇らしかったのです。


それが、突然崩壊した2011年10月7日。


当時私は高校1年生で。学習塾に通っていた私は、中学時代の後輩からのメールでそのことを知りました。『山Pと亮ちゃん、NEWS脱退するんですね。』

本当に本当に衝撃で、信じられなくて、メールを見た瞬間言葉を失ったし、かと思えば叫んだし、その場で駆け回ったような気がします。

その当時の私は今よりもSNSに明るくなかったし、身近にヲタクのお友達なんてほとんどいなくて。学校に少しはいたりしましたけど、そこまで泣きながら語りあえるようなヲタクではなかったので、ひたすら1人で悶々とした日が続きました。


私は2007年頃から錦戸亮くんを追っていて、錦戸くんのJr.時代のことはおろか、NEWSも関ジャニ∞もデビュー当時のことは知りませんNEWSの9人の時代も8人の時代も7人の時代も知らなくて、関ジャニ∞の8人の時代も知りません。ネットに転がっている、精々Wikipediaさんが提供してくれる情報程度の知識。
しかも、錦戸亮という存在に興味を持った時に『これが錦戸くんのいるグループか……』と思って真剣に見たのは、NEWSより先に関ジャニ∞が先で。さらにそこで『関ジャニ∞面白いじゃん』と好感を抱いたため、ずっと関ジャニ∞錦戸亮ばかりを追うように。
錦戸くんに出会った当時は小学4年生ほどで、我が家にはネット環境は整っていなかったし、今となっては記憶も曖昧になってきて明確なことは定かではありませんが。
関ジャニ∞に出会う前に、従姉の影響でSMAP(香取くん)にハマり、その後ごくせんの影響でKAT-TUN(亀梨くん)にハマり、KAT-TUNを知っていくうちに亀梨くんから上田くんに乗り換えた小学生の私。当時からジャニヲタの素質があったのか、SMAPKAT-TUNをチェックしていたためなのか、関ジャニ∞の存在はなんとなーく知っていたような気がします。
ですが、1リットルの涙・特別編〜追憶〜を見て『錦戸亮かっこいいジャン……』と思った小学生の私が、錦戸亮くんにハマりゆく過程で関ジャニ∞を認知、ということになるので、以降私はeighterと呼ばれる存在になっていきます。

関ジャニ∞を先に認知したため、NEWSとしての錦戸亮はあまり追っていませんでした。関ジャニ∞の当時のガツガツ感、トークの雰囲気などが私にウケたのかと。

それでも、何度も言うように『私の1番好きな人が、ジャニーズの他の人たちはやっていない、2つのグループで活動している』ということが幼かった私にしても、高校生になった私にしても、本当に誇りでしかなくて。後にNYCなどはありましたが、先駆者(という表現が正しいかはわかりませんが)であることが本当に誇らしかった。この一言に尽きる。

関ジャニ∞でさえ"茶の間"ヲタで、自分の見られる範囲で楽しむという形でしたので、NEWSの活動はほとんど追っていなくて、それでもたまにテレビなどで見かけるNEWSの中にいる錦戸くんはやっぱり錦戸くんでしかなくて、大好きでした。(なんならビジュアルなどはNEWSの方が好きな確率が高かったので、NEWSの方が好きだったくらいです。笑)


まあ散々私のヲタク人生の始まりについて書いてきましたが、2011年10月7日は、それはそれは衝撃だったんですよ。やっぱり。

私はNEWSの活動を見てきたわけじゃない。なんなら、同じ人が所属しているにも関わらず、片方だけを、関ジャニ∞を短い間ではあるけども、応援してきた。過去の発言や言動を事細かにすべて網羅して知っているわけではないけれど、錦戸くんが、関ジャニ∞をどれだけ愛していたかも、戻る場所のような感じ方をしているような発言があったことも、なんとなくだけれど知っていた。


それでも。
音楽特番で、片方でしか登場できなくて、もう片方のグループは1人足りない状態でしか登場できなくて、そんな状態を見ても、一方で頑張っているんだなと思って悲しい気持ちには取り立ててならなかった。
どちらのグループが好き?と聞かれて、当たり前のことではあるけれど、両方好きですよ、と答える錦戸くんが好きだった。
横山くんから『自分は関ジャニ∞だけで手一杯なのにNEWSもやってるのはすごいと思う』と言われる、メンバーからも認められている錦戸くんが好きだった。

NEWSと関ジャニ∞で頑張る錦戸亮が好きだった。



『◯◯は、関ジャニ∞が好きなんだから、よかったね』と言われたこともありました。結果論から言えば、きっとそう。私も心のどこかで関ジャニ∞から錦戸くんが抜けることはないって思っていたのかもしれない。
でも、でも、でも、かといって決して嬉しいわけじゃなかった。言葉にはできません。すごくすごく複雑でした。だって、何度も言ったように、誇りだったから。


その少し後に、錦戸くんの口から直接、MUSIC STATIONという生放送で言葉を聞くことができました。錦戸くんなりの苦悩や葛藤が感じられて、それと、『新しいNEWSを、山Pのことも、皆さん宜しくお願いします』という言葉に、NEWSやファンへの愛が感じられて、改めて錦戸くんにとってNEWSだって大切な仲間であり大切な場所だったんだろうなと思いました。錦戸亮、MステでNEWS脱退に言及「ずっと悩んでいた」 | ORICON STYLE


そのあとも、ボロボロと出るわ出るわ、錦戸くんのNEWSとのエピソード。番協でNEWSをよろしくと言ったり、云々。

錦戸くんにとってNEWSがいかに大切だったかを、お恥ずかしい話ではありますが、私は錦戸くんがNEWSから脱退して初めて理解したように思います。正直、想定外なくらい。もっとNEWSの錦戸亮を見ておくべきだったと後悔の念に駆られるくらいには。


想像でしかないですが、大阪から選抜されて、知らない人だってたくさんいて、関ジャニ∞としては、関西ジャニーズJr.としては経験したこともないようなことをNEWSとしてたくさん経験させてもらって、人として、アイドルとして、すごく経験値を積むことができた8年だったと思うんです。


錦戸くんと山PがNEWSを脱退したことは、NEWSにとって良かったのか悪かったのか、私には判断がしかねます。でも、確実に露出は増えてきたように感じるし、今のNEWSはいい意味で肩の力も抜けてのびのびとやっているような気がします。それが脱退のためなのか、年齢を重ねてきたからなのかはわかりません。

『4人のNEWSの方がいい』との声を聞くことが多いです。その言葉を聞くたびに、錦戸くんの8年間はなんだったのだろう?という気持ちに今でもなります。

小山くんのインタビューにて、錦戸くんは大変だったと思う、いつかは来るような気がしていた、という旨の文があったように記憶しております。それを読んだ時、私は錦戸担なのに、錦戸亮のことが何も見えていなかったのか。と思い少し切なくなりました。反対に言えば、勘付かせない錦戸くんのプロ意識の高さなのかもしれませんが。


あれだけ誇り誇り言っておいて、錦戸くんの辛さにはまったく目が向いていなかったんですね、私は。情けないです。


今でも、6人の時の歌を聴くと、どうしていいかわからない気持ちになります。言葉にできない、複雑な心境になります。きっと、私の中でNEWSとしての錦戸亮の活動にきちんと区切りがついていないからなのかな、とふと思いました。NEWSを見納めることもしていないし、これが最後のNEWSなの?ということもなかったし。


Twitterでふとつぶやいたら、意外と共感者もいたので驚き。そして、NEWS錦戸亮を好きだと言ってくれる人もいて、嬉しかったです。ほとんど見てなかったくせにね。



あ、1つわかっておいてほしいのが、ツイートにもあるように、もちろん今のNEWSを応援していますよ、ということ。他のNEWS担の方々と同じように、NEWSを残してくれてありがとうと思っています。

葛藤に気がつけなかった自分の幼さが悔やまれます。それと、私の高校時代は吐き出すことのできなかった悶々とした思いにも確かに共感者がいたり、NEWS錦戸亮の活動が心に刺さっている人が確かにいたり、そんなことを確認できて、こうしてブログにごちゃごちゃと書いたりして、もしかしたら少しだけ昇華できたかもしれません。でも、まだできていないかもしれません。そんなことはわかりません(笑)

1つだけ言えるのは、もうこれ以上こんな思いをするグループがないことを祈って。少しでも多くのタレントとファンが笑顔でいられますように。


最近新しくできた担当さんが、少しグループの活動に参加できていなくて、冗談でももしあのグループから脱退者が出るなら彼じゃないか、という話をされていた方がいたので。不安になって、もうあんな思いはしたくなくて、こんな話をぶり返しましたとさ。

ただ、個人のお仕事をいただけるのはとても有り難いことだし、彼は必ずそれをグループに還元してくれる男だと思っている。それになにより、彼はグループをとても愛しているようなので、きっとそんなことはないでしょう、と思っています。(それでも6人での活動は心が痛みます、ヲタクのエゴですかね)次回の少年収は彼も参加ですよ!


お付き合いいただき、ありがとうございました。